2019年4月2日火曜日

1.動物の誤食

はじめまして!
きりん野 くび男です

仕事は、町の動物病院で
ワンちゃんネコちゃんから、ウサギ、ハムスター、インコ、カメ、トカゲ
の診察を行ったり

動物園で
ライオン、サル、カピバラ、カメ、ハヤブサ
など様々な動物の診察をしたりしていました

これらの経験を活かして、動物の様々な情報を
皆様と共有できたらと思っているので
よろしくお願いします!


情報はなるべく教科書から抜粋して載せていくつもりですが
学術は常に新しい情報が更新されていくので
ここに書いていることが必ず正しいとは限りません
誤情報あれば教えていただけると幸いです!

また初めにお断りさせていただきますが
治療の相談は一切受け付けませんのでお願い致します

勤務医時代に電話対応で
「この症状って、病院に連れて行った方がいいですか?」
と聞かれることが多々ありますが

視診もしてないのに「大丈夫ですよ」とは断言できないですし
仮に大丈夫、っていって体調が急変しても責任とれません笑
異変を少しでも感じたら、病院に行くのが確実です




初回なので、前置きが長くなりました
今日は動物の誤食についてです

ワンちゃんが
「チョコレート食べちゃった」「ヒト用の薬を食べちゃった」
ネコちゃんが
「オモチャの一部を食べちゃった」
場合、どうすれば良いか

ポイントは3つ
「確実に食べたか」
「いつどれくらい食べたか」
「調子はどうか」

動物が口にしているところを見ていれば、誤食は確実ですが
外出から帰ってきて、チョコレートの包み紙が散乱していた場合
いつ食べたのかもわからないことが多く
食べたのではなく、くわえて遊んでいただけかもしれません
(この時点で、少しでも口にしてる可能性はあるので、病院に

連れて行った方がいいとは思いますが、、、)
またいつ食べたかも、治療の方針において重要になってきます

動物にバリウム(造影剤)を飲ませると
口にしてから2時間半で結腸まで到達します
口にしてすぐだと、異物によっては催吐剤で吐かせることもできますが
時間が経てば、そういった処置が困難になります
誤食の疑いがあればすぐに病院に連れていきましょう

治療の方針としては
・催吐剤で吐かせる
・造影検査を行う
・内視鏡検査を行う
・手術で消化管を切開する

などがありますが、食べたものと症状により、適切な選択が必要になってきます
予防としては、動物が口にしそうなものは、動物が届かないところ
あるいは引き出しの中にしまうように気を付けましょう

では!!

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