2019年7月10日水曜日

18.猫の慢性腎臓病①

こんにちは

きりん野くび男です!

最近動物脱走のニュースが多いです
動物脱走の始まりは「うっかり」からです

どんなに懐いていたとしても、動物は生き物です
「絶対」はないので、気を付けて接していきたいですね

今日は、猫の慢性腎臓病についてです



慢性腎臓病とは、腎臓病変が数カ月から数年にわたって進行的に悪化し
3カ月以上持続する腎障害や腎機能低下の事をあらわします

腎不全とは
「腎臓病が進行した結果、腎臓の機能が著しく低下した状態」
のことをさすので、腎臓病と腎不全は意味合いが違います

一度ダメージを受けた腎臓は元に戻ることはなく
最終的には末期の腎不全や尿毒症に移行してしまう病態です

慢性腎臓病の原因は、炎症、結石、ウイルス性など様々です

また、犬に比べて猫の方が腎臓病になりやすいのですが
最近の東大の研究によると
猫は、腎臓にたまった老廃物を取り除くのを助けるタンパク質が
上手く働きにくい形になっていることが分かりました

治療方法としては

・残存している腎機能の負担の軽減
・慢性腎疾患に関する因子への対処療法

が中心になっていきます
さらに詳しくみていくと

・高窒素血症
・高リン血症
・療法食
・腎臓の線維化
・吸着剤
・蛋白尿
・高血圧
・貧血
・脱水
・代謝性アシドーシス
・カリウム濃度異常

と、腎臓病の治療に関わる因子は、多岐にわたります
中でも腎臓病のネコちゃんを飼われている方の多くが
点滴、食事内容、内服薬で、お困りかと思います

これらの因子に関しましては、内容が盛りだくさんになってしまうので
次回以降に細かく分けて、お話させていただこうと思います

では!







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